パーソン・センタード・ケア
いやはや、今年も半分過ぎてしまいましたね。
六月からの異常なほどの暑さが続いているのと、雨があまり降らないですね、、、後でまとめて豪雨にならないか心配になります。
今、私は「認知症介護実践リーダー研修」というものを6月から受講しています。
10月まで続きます。
何とか修了するように頑張っていますが、過去には修了できなかった方も居るとのことなので、冷や汗を流しながら受講しています。
認知症ケアは日々変化していますが、多分今後も不動になるだろう基本的理念があります。
それは、英国の心理学者トム=キットウッドが提唱した「パーソン・センタード・ケア」というものです。
「認知症という病気ではなく、人そのものに焦点を当てて、一人ひとり違う人として関り、何を感じ、何を求めているか、その人を理解して、その人らしい暮らしを支えるのが認知症ケアである。」と主張しています。
この主張と、人間は個々がそれぞれの価値観を持っている「人間の多様性の原則」という考え方を併せて考えると、認知症ケアだけの考え方ではなく、全ての方のケアについて基本になる理念だと私は思います。
人間は、人の数だけ価値観を持って日々を暮らしている、一人ひとりが違っている(個性を持っている)という「当たり前」の事を大切にして日々の活動に心がけていきたいと思います。
犀北 k.kobayashi