なから
朝晩はかなり涼しくなりました。
山の朝は寒くてダウンジャケット必須でした。
こちらに来てよく聞く方言に「なから」というのがあります。
使い方は「“なから”やっといたよ」などです。
この意味は“だいたい”というような意味だと理解できました。
ただこんな言い回しもありました。
状況としては私が事業所を出る最後のスタッフだった場合に他のスタッフから掛けられる言葉です。
「“なから”戸締りしときました!」返答はもちろん「ありがとうございます。助かります!」ですが、本心は複雑です。
前述した意味のまま解釈すると「“だいたい”戸締りしときました!」となります。
こうなると大事な戸締りだいたいのまま終わらせる訳にはいかないのでもう一度すべて見回ることになり、あの威勢よく言われた「戸締りしときました!」の効力はほぼなしになります。
しかしやたらよく聞く方言です。
何度も聞いているうちにこれは“場つなぎ表現”のひとつなのかもしれないと思うようになりました(間違っていたら教えて下さい)。
となると言葉に詰まることが多い私にとっては朗報です。
積極的に使用していきたいと思います。
なからこんなところで終わらせていただきます。
中条 takagi